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憤怒けいれん(泣き入りひきつけ) [育児日記]

次男のこと。

時々なのですが、大泣きすると息が止まって顔色が青ざめ、唇が紫色になります。結構長いこと息が止まったままで、その後泣き声を上げるのですが、その泣き声がか細く、「ふぅっ」とため息をつく感じで終了。それで泣くのはおしまい。

この泣き方、1歳になってから出るようになったかな。痛い思いをした時よりは、長男に物を取られてしまったときに多かったのですが、最近はお風呂でなります。夫がお風呂に入れるため、私が次男の服を脱がせて連れて行き、引き渡そうとすると・・・・・・

今回の年末年始、実家で風呂に入れる時にこの泣き方をするようになり、私が入れるようにしていたんです。今まで自宅のお風呂では大丈夫だったので、昨日は夫に入れてもらおうと思ったのですが、ダメでした。。。いつもより息が止まっている時間が長くて、目がうつろになり、フラついてました。。ちょっとの間ボーっとした顔をして、ハッと我に返ったように体を動かしたけど・・・ちょっと心配になります(><)

 

昔、保育園に勤めていた頃、2歳児クラスの男の子にこの症状が出る子がいて、特に問題があったわけではないので、我が子についても時々だったので、「こんな子もいるよね~」くらいにしか思ってなかったのですけど、ふと気になって調べてみたら、この症状は「憤怒けいれん」(ふんぬけいれん)もしくは「泣き入りひきつけ」と言うのですね。感情の起伏が激しい子に多いよう。

詳しくは憤怒けいれん泣き入りひきつけのページを参照

1~2歳に多く、4歳頃までには落ち着くようで、予後については良好で後遺症はない。泣いて息が止まっていても脳波に影響はないとか。対処方法は「抱っこして落ち着かせる」くらいのよう。嘔吐による窒息に注意し、顔を横に向けるとか、衣服を緩めるとかは、別のひきつけ(熱性けいれん等)と同様。きちんと観察をして、心配な場合は受診しましょうとのこと。

だけど、中には救急車を呼んだとか、人工呼吸をしたという方も・・・

とっさに人工呼吸をしたという方のお話はこちら→憤怒けいれんを起こす時

ひきつけ全般の対処法はこちら→赤ちゃんのひきつけの対処法

 

心配することはないようだけど、現場にいてあのチアノーゼ状態の顔を見ていると、気持ちが焦りますよね。夫は、「オレが気を失いそうだ・・」と言ってました(^^;)

この泣き方が怖くて、叱れなくなる場合もあり、それが影響してわがままになったりすることもあるとのこと。うーん、確かにあの泣き方は尋常じゃないしね。。できれば泣かせたくない気持ちにはなる。でも、泣かせないようにと、特別に神経質になることのないようにしながら、様子を見ていきたいと思います。


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コメント 4

加藤

岐阜大学病院の小児科医ですが、泣き入りひきつけの診断と治療を行っております。おとうさんが気を失いそうだというお気持ちは、とてもよく理解できます。最近の経験ですが、とても遠方から飛行機にのって外来に来ていただいている方が何人かいらっしゃいました。近くの開業医さんや小児科医でも、「そのうちなおるから」と、あまり親身に相手にしてもらえなくて、孤独感や親として育児失格ではないかなど、自分を責めたくなったり、大変困っていたそうです。教科書的には、未だに経過観察/泣かせないなどが基本となっているのですが、経過をみるといっても数年以上かかることも多いです。まず、その状態自体大変ですし、家族を含め他の方に子どもを見てもらう事が困難、保育園などに行かせられない、病態がわからないので大変不安など、社会生活状大変お困りのようです。私どもでは、これまでの研究結果などから、基本的には、多くの泣き入りのお子さんで、鉄欠乏の状態が潜在し、体内に足りない鉄分を適切な形で補うことで、自律神経系の改善がみられ、症状も速やかに改善することを確認しています。以上、参考までに。子育て頑張って下さい。
by 加藤 (2010-07-27 22:48) 

mino

加藤さん

丁寧なコメントありがとうございます。
泣き入りひきつけの診断・治療をされていらっしゃるの
ですね。

私は職場で経験していたため、それほど慌てずに
済んだのですが、初めて子育てされている方が
この症状を見たら、とても心配になるだろうと思います。

鉄分の補給で、多くは改善されているのですか!
そのような研究がされているのですね~。
すごくためになる情報をありがとうございます!


次男はもうすぐ3歳。
いつからかこの泣き方はしなくなりました。
でも、自分で対処できたのなら、もっと早く改善されて
いたのかもしれないですね。

今も悩んでいる親御さんがいらっしゃったら、
加藤さんの情報を教えてあげたいです。
by mino (2010-07-28 05:14) 

加藤

コメントありがとうございました。これまでも論文や学会等で発表してきましたが、今ひとつ浸透していないようで、今週来週の研究会等をきっかけに、社会的にも理解が得られるように活動を再度進めたいと考えています。よろしくお願いいたします。
by 加藤 (2010-08-31 17:48) 

mino

加藤さん、
なかなか一般的なこととして社会に浸透していくには時間がかかるものでしょうけれど、裏で頑張っていらっしゃる方がいるからこそ、少しずつ広まっていくのでしょうね。応援しています!
by mino (2010-12-04 17:13) 

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