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発熱と発疹の出る、子どもの病気 [子どもの病気]

にこたんが溶連菌感染症にかかった時に、色々調べたので、その特徴を書き留めておきます。 

 

麻疹(はしか)・・・麻疹ウイルスで起こる。飛沫感染(咳やくしゃみ)。潜伏期間は10~12日くらい。

38℃くらいの熱が2日くらい続く。目の充血や目やにが出ることも。その後口の中に、周りが赤く小さな白い斑点(コプリック斑)が数個~数十個出る。3、4日後には一度37℃台くらいまで下がるが再び熱が上がり、初めの熱よりも高く39~40℃になる。同時に耳の後ろが赤くかゆみをもつ発疹が出る。

3、5日には熱も下がり良くなっていく。発疹の後の色素沈着は、1か月くらいで消えていく。1週間過ぎても高熱が下がらない時は、合併症(肺炎、気管支炎、喉頭炎、中耳炎)が疑われるので受診する。

●風疹(三日はしか)・・・風疹ウイルスで起こる。飛沫感染。潜伏期間は2~3週間くらい。風疹が出てから5~7日くらいは感染力がある。発熱は軽く、出ないこともある。

小さくて赤い発疹が首や顔に出る。その後全身に広がっていく。また耳の後ろのリンパ節が腫れ、3~4週間くらい長引くこともあるが自然に治る。

熱・発疹は3、4日で治る。風邪のように咳やどの痛み、頭痛があったり、結膜炎が起きることもある。妊娠中の女性がかかるとおなかの赤ちゃんに影響することがある。


●水痘(水ぼうそう)・・・水痘、帯状疱疹ウイルスで起こる。飛沫感染や、水泡が破れて出てきた液に触れて感染する。潜伏期間は2~3週間。感染力が強い。水疱がすべてかさぶたになるまで通園・通学はできず出席停止となる。

熱は37~38℃くらいで、同時に頭・耳の後ろなどに小さくて赤い発疹が出る。それがだんだん広がり半日くらいで全身に増えていく。顔や口の中にもできる。発疹は水疱と変化し、その後黄色っぽい膿をもつ発疹となる。これがかさぶたになっていき、すべての水疱がかさぶたになるまで1週間くらいかかる。

●伝染性紅斑(りんご病)・・・ヒトパルボウイルスB19で起こる。飛沫感染。潜伏期間は2週間くらい。発疹が出る1週間前から感染力があり、発熱・筋肉痛・倦怠感があることがある。発疹が出ている時期にはもう感染力がないので、学校等は休まなくても構わない。幼児期~学童期に多くかかる。季節は春~夏の流行が多い。

両側のほっぺたが赤くなり、1、2日後に腕や太ももにも発疹が出る。それが広がって淡いレース状の発疹となる。 かゆみがあることが多いが、5~7日くらいで消える。熱は出ないことも多く、子どもは元気。 発疹は日光や運動などで暖まるとまた出てくることもある。

ごくまれに合併症(脳炎・脳症・心筋炎など)が出る場合がある。特別な治療薬はなく、1週間くらいで自然に治る。

●手足口病・・・コクサッキーA群ウイルス、エンテロウイルス71型によって起こる。飛沫感染。便からも感染することがある。ウイルスの違いにより2回かかる場合もある。潜伏期間は3~6日くらい。

手・足・口の中に発疹が起こる。お尻などにできる場合ある。口の中の発疹は潰瘍になるとしみるので、食べることを痛がるようになる。熱が出る割合は10~20%くらい。
特別な治療はせず、口の中で3~4日、手足で一週間程度で治る。

●ヘルパンギーナ・・・エンテロウィルス属、流行性のものはコクサッキーA群ウイルスのよって起こる。飛沫感染や、便に排出されたものが経口感染となる場合もある。潜伏期間は3~5日くらい。4歳以下の子どもに多く、1歳台が最も多い。(その後2>3>4>0歳台の順)回復後も2~4週間は便の中にウイルスが出るので注意が必要。

夏かぜの一種で、39度くらいの高熱が出て、のどの奥に水疱ができる。この水疱が破れると潰瘍になって痛がる。その他の症状(咳や鼻水)はなく、熱も2、3日で下がり水疱も1週間くらいで治る。治療は対症療法。

●溶連菌感染症・・・溶血性連鎖球菌(溶連菌)によって起こる。飛沫感染。皮膚からの接触感染によって移る。潜伏期間は2~7日くらい。治療をしなければ発病してから2~3週間は人に感染するが、感受性のある抗生剤の治療を受けた場合には、2日経つと人に感染しなくなる。溶連菌に感染することで、高熱が出て咽頭炎や偏桃炎になったり、リンパ節炎・中耳炎・とびひなどの化膿性の病気・しょう紅熱になったりする事がある。

急性咽頭炎の場合は、38~39℃の熱が出たり、のどや口の中が炎症を起こして赤くなり痛みがある。熱のため頭痛や嘔吐がある場合もある。また、腹痛が起きる場合もある。
しょう紅熱の場合は、1~2日すると赤く小さなかゆみのある発疹が首や胸、手首や足首に出て、全身に広がっていく。3~4日すると舌にいちごのようなブツブツ(いちご舌)が出たり唇が荒れたりもする。
その他、皮膚化膿症、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍、副鼻腔炎などの化膿症を起こすこともある。

治療には抗生物質を用いる。2、3日経つと熱が下がって症状が収まってくるが、2週間ほどの間、抗生物質を飲み切って溶連菌をしっかり退治する。自己判断で薬を止めてしまうと、再発したり合併症(急性腎炎、リウマチ熱、アレルギー性紫斑病など)の合併症を起こす事がある。症状が消えても2週間は安静が必要で、回復して2~4週間後が経った頃に顔のむくみ、血尿、動悸、息切れ、関節痛などがあれば合併症を疑い、すぐに受診する。

●突発性発疹・・・ヒトヘルペス6型ウイルスが主な原因。ヒトヘルペス7型ウイルスや他のウイルスでも感染する事があり、人によっては2回発病する場合もある。潜伏期間は1~2週間くらい。
生後4~5ヶ月から1歳くらいまでの赤ちゃんに多く、生まれて初めての高熱な場合も多い。
高熱だが元気なのが特徴。

急に高い熱(39℃近く)を出して3~4日続く。熱が下がると同時に、体に赤い発疹が出る。
咳や鼻水などの風邪の症状はない。発疹は3、4日で消える。

 

こちらのサイトにも簡単な説明が載っていて、見やすいです。→→WEB小児科


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